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70歳以降も働くためには

将来的に公的年金の受給開始年齢を70歳以降も選択できるようにすることなどを盛り込んだ「高齢社会対策大綱案」が公表されました。

 

それによると2018年現在受給開始は65歳(ただし60~70歳の間で自由に選ぶことも可能)ですが、70歳以降の受給開始も選択出来るようです。

 

まだ案の段階なので、いつ実現されるかはわかりませんが、いざ定年退職したり、70代になってから別の分野の仕事を始めたりするのは大変そうです。

 

その意味では今まで行っていた業務経験を活かせる仕事の方が良いです。

 

現在でも高齢者で働いている方は大勢います。それは時代の流れなのかもしれません。

  • 高齢者の増加と少子化
  • 人手不足による飲食店を中心とした倒産の増加
  • 介護などの人手不足
  • 健康寿命の増進

高齢になっても働いている方が多い業種は農業が多いですね。職種では清掃関係の仕事に従事している高齢者が多いです。

 

それでも気になるのは、果たして実際にその年齢になった時に元気に働けるかどうかです。

 

この他にもさまざまな気になる点があります。

  • 都心部では通勤ラッシュが辛い
  • 体力がどの位落ちてしまうか
  • 視力や聴力がどの位衰えるか
  • 果たして仕事自体があるのか
  • 若い人と一緒に働けるか
  • 車を使った仕事に就けるのか
  • 働いている方が満足度は高いのか

都心部では通勤ラッシュが辛い

通勤ラッシュは若い人でも気力も体力も消耗してしまうものです。高齢者になったらもっと辛そうです。

 

通勤ラッシュを避けるには、時間をずらしてり、都市部(上り線)とは逆の下り線を利用した通勤も考えられます。

 

また、地方に移住して新しい仕事を見つける選択肢もありそうですが、地域に溶け込めるのか、仕事があるのかが気になります。

体力がどの位落ちてしまうか

年齢を重ねると体力を衰えないようにするには、かなりのケアが必要になります。体力を使う仕事をしていたら、体力を維持できるのかはよくわかりません。

 

実際に農業は体力がいるはずなのに、高齢者の方が元気に働いているからです。

 

それでも、出来るだけ体に負担のかからない働き方をしたいですね。

視力や聴力がどの位衰えるか

高齢者になってみないと分からないのが視力と聴力の衰えです。特に聴力は加齢とともに、衰えていく代表的な器官なので、仕事に影響してしまうかもしれません。

 

聴力が衰えてしまったら、電話の応対業務などはむずかしいでしょう。

果たして仕事自体があるのか

採用する側は高齢者が職場で倒れられると困ると思います。その点で、高齢者の採用に慎重になる企業は多いはずです。仕事が合ったとしても、かなり削減されてしまうことだけは確かです。

若い人と一緒に働けるか

年齢不問の仕事に応募しても、実際は若い人中心の職場は少なくありません。現場のリーダーが若い事も考えられます。

 

果たして若い人に指示されて働くことが出来るかは考えておかなくてはいけないでしょう。

車を使った仕事に就けるのか

高齢者の免許の返納のニュースを良く目にします。若い時と同じ感覚で運転するのは危険です。

 

タクシードライバーなどは年齢の衰えを経験でカバーできるかもしれませんが、ふだん車を利用していないと、車を使う仕事を新しく始めるのは大変そうです。

働いている方が満足度は高いのか

仕事をすると必ず同僚とコミュニケーションをとる事になります。一人暮らしの高齢者なら、その事が良い刺激にもなるかもしれません。

 

健康や体力維持、ストレスの解消なども働いているのと、リタイヤして家に引きこもっているのとでは、どちらが満足感を味わえるのか良くわかりません。

どのような仕事を選ぶか

高齢者になってどのような仕事に就くかは現在どのような仕事に高齢者が多く働いているかが一つのヒントになります。

 

周りを見渡してみると

  • 清掃
  • 管理人
  • 配送
  • 警備
  • スーパー

などで高齢者を見かけることが多いです。農家の方を地元で見かけることはありませんが、地方を中心に高齢者の方が活躍していそうです。

 

この他に手に職を付けた高齢者は見かけることは少なくても、各地にいらっしゃるはずです。

 

20代から仕事を始めたら50年近く同じ仕事をしていれば、若い人に負けない技能は身についていることでしょう。

 

そうなってくると、年齢はマイナスではなく資産になりプラスに働くようになります。

 

もちろん、趣味の延長線上のような仕事なら働く事で喜びも感じられると思われます。

働けない事も想定しておく

若い時は出来ることも、高齢者になったら出来ない事も多くなってくるものです。病気になってしまっては働く事も出来なくなってしまいます。

 

そのような事態も想定して人生設計を行っているといないとでは大きな違いが生まれてしまいます。

 

自分が働けないなら、資産に働いてもらうのも一つの方法です。株式投資では年3%以上の配当金を受け取れる会社もあります。

 

500万円の投資なら、年間15万円。1000万円なら30万円。3000万円なら90万円なので、これらの配当金をさらに株の購入に充てるとかなり生活は楽になるものです。

 

収益を生み出してくれるホームページを作るのも良いかもしれません。高齢者になってからホームページを作るのは大変なので若いうちからホームページ作りは経験しておくと良いです。

やはり健康管理が大切

ゴールだと思って走り抜けたら、さらに先にゴールが設定されると気力も体力もついていかないもの。

 

60歳や65歳で引退しようと考えて人生設計をしていた方が70歳以降も仕事をすることになると、戸惑ってしまうのは仕方がない事です。

 

そのためには、現在の仕事が高齢者になっても続けられるのか意識する必要がありそうです。

 

70歳以降働くにしても、それ以前に引退するにしても健康でなければなにも始まりません。健康は毎日の積み重ねなので、若いうちから健康管理をしっかり心がけましょう。