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物を購入する時に、優越感を感じる方は少なくないと思います。店員の方が深々と頭を下げて、迎えてくれるのですから。
ですが、自分で商品を作り出さなくても、お金を出せば多くの人が一生懸命作り、トラックドライバーが遠くから運んでくれた野菜や果物を簡単に手に入れる事が出来るので、本来はこちらが頭を下げてもいいくらいです。
もし、スーパーで食料品が購入出来なくなったら、困ってしまいます。
遠方の農家とコミュニケーションをとって、産地から新鮮野菜を送ってもれえるようになるには、時間がかかります。特に生産現場から遠い都会の方は大変です。
また、自宅で野菜を育てようとしても、庭が無い。あるいは、プランターでは家族を養えるほどの作物を育てる事が出来ないなど、近くに市民農園やレンタル農園などがあれば作物の栽培は可能ですが、上手に野菜を育てるようになるにもやはり、時間がかかるのです。
お金を出して化粧品を購入する行為をイメージしてみます。
2000円を出して化粧品を購入するのは、本来資産価値はお金も物(化粧品)も対等なはずです。
しかし、「お客さんは神様」「お客さん第一主義」などの言葉にある通り、お金を支払っている方が、偉いような錯覚を覚えることがあります。
レジで店員が「こんばんは」や「ありがとう」の挨拶に返礼するお客さんはあまり見かける事はありません。
その理由はお金が様々な物やサービスと自由に交換できる力にあるのかもしれません。
2000円の価値があるとされる化粧品を持って、近くのスーパーに行っても、何も交換してくれません。
一方、現金2000円を持って、近くのスーパーに行けば、先ほどの化粧品だけでなく、野菜や果物、お菓子などあらゆる物と交換できるのです。
お金はこのように、本来自分自身が時間と手間をかけて行わなければならない事を行なわずに済むので、時間が無い方や面倒くさがりの方には、重宝するものなのです。
この交換の自由度がお金の持つメリットの一つだと考えています。
「他に選択肢がある」のは、お金に限らず強いです。仕事も同じで、他に自分の能力はスキルを活かして働くことが出来る場があると、今の職場をいつクビになるかに怯える心配はありません。
一方、「他に選択肢が無い」状態は先程の化粧品と同じです。
今の会社でしか通用しないスキルや能力しかなければ、「辞めさせられたらどうしよう」と考え、必死に今の職場に留まろうとするはずです。
その事が経営側に伝わってしまうと待遇がなかなか良くならない、あるいは新規採用では、最低レベルの賃金や待遇を提示されるなどが考えられます。
足元を見られないようにするには、どこでも通用するスキルを身につける事が近道です。
今なら、コミュニケーションスキルを身につけていることは最低限必要です。その上で、語学や専門知識を身につけていると、他でも十分やっていけるはずです。
いずれにしても、多くのお金を稼げるというのは、交換できる物やサービスが増える分、自由も同時に増えていくはずです。
あなたが行っている仕事は今の会社でしか通用しないタイプか、他でも通用するのかは、いつも考えながら仕事をしていると良いでしょう。